FC2ブログ

記事一覧

なぜ新型コロナの検査が増えないのか?

現在国会でも取り上げられているが、日本国内での新型コロナの検査が受けられない問題で持ちきりである。クルーズ船騒動の当初から船内に隔離されている方の検査が遅々として進まないことから、日本国内の検査体制の不備が指摘されていた。それから3~4週間経過するものの状況は変わらない。明らかに新型コロナ感染が疑われる肺炎例も検査が断られているケースが散見される。現在国立感染症研究所や各地の検疫所、地方衛生研究所などと民間5カ所ほどで最大3000件の新型コロナのPCR検査が可能と言われている。しかし技術的には民間の検査会社や大学などのラボも使用されれば、すぐにでもこの10倍の検査が可能と推定されている。厚労省の見解では検査精度を理由に直ぐに増えないなど不可解で不明瞭な見解しか示せないでいる。
「恣意的に検査を増やさないようにしている疑いがある」のだ。まず検査件数の総数が増えれば、新型コロナの感染者数が大幅に増加する懸念が政府側にあるからではないか。感染者数の増加がインバウンドやオリンピック開催に不利に働くと考えられるからであろう。日本の新型コロナの感染者は現状ではかなり過小に見積もられていると考えた方がよい。軽く10倍以上の感染者が紛れているだろう。きっとあなたやわたしのすぐ近くに感染者はいるだろう。いや、もう感染しているかもしれないのだ。国内の地域間格差が激しく、東北地方でコロナが出ないのは単に検査機会がないからだと思う。検査数が増えないもう一つの理由として「厚労省の下部組織である国立感染症研究所の利権」が指摘されている。新型感染症やそのワクチン開発に多額の予算が付けられており、検査体制のイニシアチブを独占したいのだという指摘もある。現在新型コロナのPCR検査は例えば地方衛生研究所で施工した検査はさらに国立感染症研究所で検査してダブルチェックしているというのだ。PCRというのはウィルスのRNAを増幅する方法であり、例えばC型肝炎などPCRの検査はもう20年以上日本全国どこでも施行されており、決して難しい技術ではない。この緊急事態にいちいちダブルチェックを強いているのは、時間がかかり過ぎて異常であるし、国立感染症研究所の処理能力に依存するため検査数を増やせない一因となっているのだ。
東日本大震災のときも感じたが、国難級の危機に遭遇した際にこの国は合理的な行動をとれないのと同時に情報統制するのは何故なのだろうか。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント